中学生の家庭科の絵本作りで、良いネタが浮かばなくて…。
中学生家庭科の絵本作りのネタに困ったときは、誰に向けた絵本かを決めて参考図書を読み、ストーリー作りのステップに沿って作ると簡単にできますよ。
ストーリーを私生活の中で作ったこともなく、絵本作りはわからないことだらけですよね。
絵本作りが初めての私が実際に3歳向けの絵本のストーリーを考えてみました。
ストーリー作りのコツが分かれば初めてのあなたでも簡単に作れるので、楽しい絵本作りのお手伝いができると嬉しいです。
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中学生家庭科の絵本作りのネタ例【年齢別】
中学生の家庭科での絵本作りでは、読み聞かせる相手の年齢ごとの興味や発達に合わせたネタを用意すると良いですよ。
あなたが中学生になって小さな弟や妹がいないと、どんなことに興味を持つのかわからないため、絵本作りに迷ってしまいますよね。
0~1歳の言葉を話さない時期は、絵本の読み手は語りかけることが中心になります。
2~3歳以降、言葉が出始めると、絵本を読む途中に子供が復唱したり疑問を口にしたりと、2人で一緒に読み進める形になりコミュニケーションが生まれる時期です。
中学生のあなたが、語りかけることを得意とするのか、幼児とのコミュニケーションを得意とするのかにもよって、家庭科の絵本作りのネタを選ぶと良いですよ。
年齢別の興味関心をまとめましたのでネタの参考にしてください。
0~1歳
0~1歳は、カラフル・幾何学模様・顔・オノマトペ、に興味を示します。
また、0歳の時期は直接絵本に触れて素材の質感を感じられる布絵本もおすすめです。
私の子供が赤ちゃんの頃、布絵本の仕掛けに「カシャカシャ」と音を立てるビニールがあり、ずっとそれをモミモミしていました。
まだ視覚が発達段階の赤ちゃんには、大きい図形や、カラフルで色の区別がつきやすい原色を好むのが特徴です。
1歳になると、たっちやあんよができ行動の幅が広がることで、動きにも興味を示します。
「おっとっと」「ひこうきぶーん」「手を洗う真似」など、体を動かして絵本と同じ動きを楽しむのが特徴です。
0歳には「カラフルで幾何学的」「オノマトペ」を取り入れること、1歳には「オノマトペ」「体の動き」を取り入れると作りやすくなりますよ。
2~3歳
2~3頃になると、簡単なストーリーがわかるようになるため、オノマトペを取り入れつつ簡単なストーリー仕立ての絵本がおすすめです。
言葉が増えてきて、まだ一人遊びが多い2~3歳頃は、自分が中心に進む簡単なストーリーを理解できるようになります。
主人公は人間でも動物でも大丈夫なので、あなたの好きな動物をモチーフに考えるとアイディアが出てきやすいでしょう。
例えば、私はうさぎが好きなので、「うさぎさんが穴を掘って行くとカエルさんがいて、カエルさんも一緒に掘って行くと湖のほとりにでました」とします。
このように、自分の好きな動物にすると、簡単に想像できるのです。
オノマトペなども取り入れて、ストーリーに肉付けしていくと良いですよ。
4~5歳
言葉の数もぐんと増えてお友達同士の会話も弾むようになる4歳以降は、より複雑なストーリーが理解できるようになり、気持ちについて学ぶ絵本がおすすめです。
「楽しい」「ワクワクする」「怖い」「寂しい」「不安」など色々な気持ちが芽生えてくるのが4歳以降。
「どんなときに寂しくなるのかな?」「寂しいってどんな気持ちかな?」「寂しいときはどうすれば良いのかな?」を絵本でも学んでいきます。
中学生のあなたが家庭科の授業をきっかけに、小さな子供に気持ちを伝えられる良い機会です。
あなたがどんな気持ちについて伝えたいか、想像力を働かせてみてくださいね。
中学生家庭科絵本作りのストーリーの参考になる図書
中学生の家庭科で絵本作りでストーリーの参考になる図書をいくつか見てみるとアイディアが広がりますよ。
勉強が中心の中学生には絵本に触れる機会も少ないのではないでしょうか?
絵本は何歳になっても読んで良いもので、中学生の時に感じたことが大人になって読むと感じ方が変わっているということもあるのですよ。
人気のある絵本にはどんな仕掛けや意図があって作られているのかを考えながら読むと、家庭科の絵本作りのヒントが得られるでしょう。
絵本を読んであげる相手の年齢別に紹介しているので参考にして見てくださいね。
【0歳】布絵本
0歳向けには、布絵本を参考にして、素材の肌触りを伝える絵本がおすすめです。
フェルトで大元になる絵本を作り、異素材として毛糸を使ったり、ビニールを隠してカシャカシャと音を出せるようにしたり、といった工夫ができます。
家庭科の裁縫が苦手なあなたでも、裁縫用のりを使えば、フェルトを動物の形などに切って張り合わせるだけで完成です。
モチーフは、動物・くだもの・乗り物にすると興味を示しますよ。
ストーリー性はあまりないので、お話作りが苦手なあなたには布絵本をおすすめします。
【1歳】じゃあじゃあびりびり
「じゃあじゃあびりびり」は、オノマトペを使って、「手を洗う」「犬が吠える」「紙をやぶく」などという動作や、関連する音を学べる絵本です。
モチーフを決めるだけで、それが持つ音を書くだけなので簡単です。
モチーフ | 音 |
---|---|
猫 | にゃあにゃあ |
ぞう | ぱおーん |
紙 | びりびり |
モチーフを動物だけにしたり、生活の中で使う道具にしたりと、まとめてみるのも良いですよね。
【2歳】きんぎょがにげた
昔からのロングヒットセラーの「きんぎょがにげた」は、きんぎょがページごとにどこかに隠れて、どこにいるのか探しながらきんぎょの冒険を楽しめる絵本です。
「きんぎょがにげて、次はどこに行く?」ということの繰り返しの内容なので、シンプルなストーリーですよね。
かくれんぼしたきんぎょがどこにいるかを見つける楽しさと、コミュニケーションが生まれる絵本です。
ストーリー作りが苦手で、布絵本のような裁縫もあまり得意ではないあなたには、シンプルなストーリー構成の絵本作りをおすすめしますよ。
【3歳】ぐりとぐら
「ぐりとぐら」も、知らない人はいないのではないかというくらいの人気絵本のひとつで、ぐりとぐらが協力して問題解決をするお話です。
問題解決と言ってもかわいらしいもので、「巨大な卵をどうやって持って帰るか?」というものです。
持って帰らずに調理器具を持ち出して卵を調理し、出来上がった大きなカステラを、良い香りに誘われて集まってきた動物たちと分け合って食べる物語。
たくさんの動物・2人で協力すること・分け合う協調性を学べます。
3歳はひとり遊びからお友達と遊ぶことへの移行期間なので、協力することやたくさんの動物たちと一緒に食べることが新しい刺激になりますね。
ストーリーとしてもやさしいものなので作りやすいですよ。
【4歳】どんぐりむらのぱんやさん
「どんぐりむらのぱんやさん」は、パン屋さんを営むどんぐりの家族を取り巻く心温まるお話です。
一生懸命働くどんぐりのパパとママ、さみしい思いをするどんぐりの子供たちを中心にいろんなことが起こります。
文字は小さめで、見開き約15ページと内容も充実しています。
お話の途中にどんぐりの子供たちがパン作りをするところは、この絵本を読む子供たちの食への関心も引き出しますよ。
登場人物も多く、ストーリーとしてしっかりしたものを作りたい場合に読んでみることをおすすめします。
【5歳】そらの100かいだてのいえ
「そらの100かいだてのいえ」は、就学前の数の学習に良いとSNSで評判になった絵本です。
数字以外にも、アルファベット・ひらがな・カタカナなどのモチーフを取り入れると良いですよね。
完全なオリジナルストーリーに難しく感じる場合は、モチーフがあれば、ストーリー作りのアイディアが出てきやすくなるでしょう。
中学生家庭科の絵本作りのコツは?
中学生の家庭科の絵本作りでストーリーを考える時にコツがあり、5つのステップを考えて作ります。
中学生になって授業で扱うまでは、自分でストーリーを考えることは今までありませんでしたよね。
絵本作りにはコツがあり、5つのステップを考えれば大丈夫です。
私も初挑戦のストーリー作りに不安でしたが、案外楽しくできました♪
ストーリー作りのコツを掴んで、中学生のあなたが持つ感性を家庭科の絵本作りに活かしてみてくださいね。
テーマを決める
絵本作りの初めにテーマを決めることで、ストーリーの展開を膨らませられます。
例えば、テーマを「プレゼント」とした時に、「プレゼントはどんな時に渡す?」「プレゼントを選ぶ時の気持ちは?」など膨らませられるのです。
登場人物は、、プレゼントを渡す人ともらう人の2人が登場し、さらに、プレゼントに何を買うか相談する人、お店の店員さんなど増えてきます。
テーマから膨らんだことをメモして、登場人物の相関図などを書いたり、登場人物の性格などを考えてみると、より作品に深みが出ますよ。
誰に向けての絵本かを決める
最初に決めたテーマから膨らませたメモをもとに、どの年齢の子供に向けた絵本にするかを決めます。
「主人公が友達の誕生日を知ってプレゼントを贈ることにし、お店に買いに行って渡す」というシンプルなストーリーなので3歳に決めました。
年齢を決めることで、どんな絵本にするかより具体的に想像が膨らむようになります。
登場人物を決める
登場人物の数は、STEP2で決めた対象年齢を考えて決めましょう。
今回は3歳に決めたので、登場人物が多過ぎて混乱しないように注意し、主人公も3歳の女の子にしました。
以上の4人が登場人物で、全員女性です。
ここで、登場人物を人にするか動物にするかについては、描きやすい方を選んだ方が絵にする時に作業が進みますよ。
丸を組み合わせて形になる動物の方が描きやすいでしょう。
年齢に合わせて登場人物の数を決めた後は、具体的な人物像を想像してみると良いですよ。
ストーリーの起承転結を決める
ストーリーの起承転結を決めて、具体的な内容を考えます。
私自身、オリジナルストーリーを考えるのは初めてですが、手持ちの絵本を参考にして起承転結を組み立ててみました。
- 起主人公が友達の誕生日を知る
- 承友達の誕生日にプレゼントを贈ることにし、お母さんと一緒にお店に買いに行くことにする
- 転かわいいおもちゃがたくさんあって迷ってしまうが、お母さんや店員さんのアドバイスを受けてプレゼントを自分で決める
- 結友達に渡して喜んでもらえた
私自身初めてのストーリー作りなので、シンプルにまとめることを意識しましたよ。
主人公の気持ちを大切にするところだけはしっかり抑えるポイントということを踏まえて考えました。
初めてストーリー作りをした私でも簡単にできてしまったので、これまで説明してきたステップに沿って作れば大丈夫です♪
誰かに見せて意見をもらう
私の未就学児の子供に意見を聞いたところ、「おもちゃがたくさんでまようねえ」と、主人公の気持ちに共感を示していました。
小さい子供だけではなく、両親や兄弟姉妹の意見をもらうことで、実際にどんなところを気になって読んでくれているかがわかります。
家庭科の絵本作りの授業の中で発表の時間がある場合は、読み聞かせの練習にもなりますよ。
意見をもらって手直ししておくと、より完成度の高い絵本作りができるでしょう。
中学生家庭科の絵本作りネタのまとめ
- 中学生の家庭科での絵本作りでは、読みきかせる相手の年齢の興味や発達に合わせたネタを用意すると良い
- 0~1歳には、興味を持つカラフル・幾何学模様・顔・オノマトペを使った絵本がおすすめ
- 2~3頃は簡単なストーリーがわかるようになるため、オノマトペを取り入れつつ簡単なストーリー仕立ての絵本がおすすめ
- 言葉の数もぐんと増えてお友達同士の会話も弾むようになる4歳以降は、より複雑なストーリーが理解できるようになるため、気持ちについて学ぶ絵本がおすすめ
- 中学生の家庭科で絵本作りでストーリーの参考になる図書をいくつか読んでみるとアイディアが広がる
- 「テーマを決める」「誰向の絵本かを決める」「登場人物を決める」「起承転結を決める」「誰かの意見をもらう」の5ステップに沿って作ると良い
中学生の家庭科での絵本作りのネタに困ったら、誰に向けた絵本かを決めてストーリー作りのコツを掴めば簡単に作れるとわかりました。
初めてストーリー作りに挑戦した私でも、絵本を参考にしながらネタを作れましたよ。
読んでくれる相手の顔を思い浮かべながら、やさしい気持ちで絵本作りを楽しんでくださいね。
ストーリー作りのコツを読んでみてもやはり苦手だなと思うあなたには、0歳向けの布絵本製作がおすすめです。
必要なフェルトは全てセットになっているので、すぐに作れますよ。
あなたらしさを取り入れてアレンジするのも楽しいですね♪